時の拡散
館の完成の夢を見つづけて 雨あがりに立った砂を ザクザクと新しい靴音をたてて踏み まだ、水滴を乗せた草を、 いつものように眺めている 夕べ見ていたのは、 月に照らされた鼠瓦の重く沈んだ影
虫との戦い
去年の9月頃だった。 この事務所に有名な建築家が訪れることになり、 いろいろ打ち合わせをした後、せっかく飛騨に来たのだから、 あの世界遺産の白川郷、 合掌造りを見たいという事になり、 自分の運転で案内することになった。
薄れる故郷 反応それぞれ
* 挾土さんのブログ、読みました。 なんとも言いようのない、唇をかむような気持ちで・・・ 日本の経済は、その地表という地表をハリボテ模造品で覆うことで 循環しているらしい・・・帰国時の実感ですが、それを裏書き […]
薄れる故郷・・・その2
自分は小林氏からなにを教わったかといえば 無名の者がつくった、【 物 】の、 えも言われぬ、なにか不思議な存在感や その土地特有の【 物 】が、 放っている時間や歴史が感じられるとき それが如何に強 […]
薄れる故郷・・・その1
もう、どうにも、 気持ちがおさまらなくなって この古い、日記と写真を、 数日間かかって、やっと探し出した。 【2001年8月26日 記 】 やられた、やられてしまった。 ・・・・ああ、終わったな […]
ダイアローグ
村上春樹氏 とネイティブアメリカン 首長の言葉より 我々は「無常(mujo)」という移ろいゆく 儚い世界に生きています。 生まれた生命はただ移ろい、やがて例外なく滅びていきます。 大きな自然の力 […]
眠るさなぎ
空の果てから まだ一度も空気に触れたことのない 無重力の粒でも降っているのだろうか?
銀糸の波
海の砂に座り込んでいたいと思う。 水平線に沈んでゆく太陽と 波が輝く、ひかりの道が消えるまで なにも考えず じっと見とどけていたいと思う
化石の眼
気づかないか? したたる汗の味の違いを その口の中が白くひび割れはじめていることを 土の湿りをしぼりだし 熱い蒸気をまとった埃
縄文人の旅立ち
[ 棚田の丘の野の茶室 ] 秀平さんよ? スマンがなあ?、 たのみてい事があってなあ・・・・