場所という直感

それは、 《ひとりひとりの感性と、ひとつひとつの素材》から 《ひとつに繋がった集団》となった。 その集団は、物を作り続けるグループというだけでなく その集団という《サイト、場所》に変わりうるんじゃないか 物を作る以上に、 […]

未来からの使者

✳︎蝶が来たのは、 震災から2ヶ月が経った2011年の5月だった。

大いなるワンパターン

九州の頃の20代、その後の30代と、 俺は セメント一色の世界で ただ壁を塗ることだけを考えていた。 ただセメントモルタルの壁を塗る。   ・・・少しでも早く  ・・・少しでも上手く このふたつの課題は、何処までも続くよ […]

小さく深い一品

自分は修業時代からよく叱られてきた。 叱られながら 最もガンコな職人から可愛がられ なぜか廻りが一番嫌う、 偏屈な職人が不思議に俺を傍に置きたがったように思う。

居場所

もう打つ手立てはなく、戻れない。 そして、現状維持も出来なくなってゆくだろう景観は 地方にゆくほど変わっている。 自分の地元も、 もう戻ることが出来ない状況にまで 変わってしまった地域だと思う。 それに対する疑問の声は上 […]

ひりつく色

4月24日 本が出来あがるという、知らせが入った。。 以下、目次

はじめての地

広漠な地平を眺めている 遠い向こうまで雲が立ち込めている。 長い旅の車窓は 見下ろす斜面が、丸い地平にのめり込み 海のような雲が、水平遠くそり返って行く

建築家・隈研吾

建築家、隈研吾氏と出会ったのは3?4年前。 東京、芝にある 個人のゲストハウスの外装と茶室。 これが、 はじめて一緒に仕事をさせてもらった現場である。

まぶしい黄花

3月中旬、 ようやく雪が溶けて、春の気配を実感したのも束の間。 22日、23日と、再び強い寒波に降り出した雪。 積雪20センチを越えた飛騨は、 また氷点下の、白銀の世界に引き戻されてしまった。