運命の逆算 2009.07.02記
今日もまた、 日が暮れて、深夜の机といつもの座椅子。 もう、 すれっからしになった座椅子を斜めに倒し、 べったりともたれかかり、首に手を組み脚を伸ばしている。 深夜の事務所でひとり。 何気なく見ていたいつもの時計・・・ […]
アリゾナの地で生まれた左官 2009.06.15記
写真提供:小松義夫氏 時折・・・・・プロフィールを送って下さいと、言われることがある。 自分として、かたくなに職人的なこだわりがある訳ではなし、といって中途半端にアーティスト的な意識が強いわけでもない・・・・ 『プロフィ […]
ひとり勝手なもてなしの夢 2009.05.30記
8年前の独立、職人社秀平組を結社して2年目。 日々の仕事の受注も、ままならない日々のなかで、出逢った洋館。 大正四年。 それは飛騨に建てられた土蔵風のハイカラな建物で、 室内には「西洋室」という棟札が掲げられてあった。 […]
万物と生命で名付ける 2009,4,20, 記
最近、1990年西部劇映画の、 『ダンス ウィズ ウルブズ』を観た。 この物語は、 1863年秋のテネシー州での南北戦争が舞台になっていて、 北軍の中尉であったダンバー(ケビン・コスナー)が、 失われる前のフロンティアを […]
林の中で・・・ 2009,3,30,記
残雪と木漏れ日・・・・ 泥まじりのざらめに消えかかった足跡。 まだ芽吹かぬカラ松の、林の中にひとり、 あおられて揺れる樹々と空を、重ねて見上げている。
氷雪の壁と自然の声 2009,3,21,記
この2月、飛騨地方、旧朝日村にある、御嶽山の麓。 「秋神温泉」にて・・・・ ここでは、「氷点下の森」という・・・海抜1,028mの厳寒の気象条件を生かして、樹林全体に水をふきか […]
東京・・・・。 2008,12,6,記
2008/12/6 東京・・・・。 はじめて東京で仕事をしたのは、いまから6年前。 右も左もわらない、文京区のど真ん中で壁を塗っていた。 それから間をおかず2回目となった仕事は、 東京タワーを、のけ […]
ノーガードの打ち合い 2009,4,7,記
2001,4,1, 誰の支えも無く、無謀とも言えた独立=職人社秀平組の立ち上げ。 そんな独立に至るまでの14年間は、 働きづめの生活、悲しくも報われぬ日々・・・・・ 結果は、それら矛盾の積み重ね […]
『のたうつ者』 出版 2008. 10. 08 記
去年の12月頃、地元毎日新聞の記者から、東京の出版部の人物と一度、時間を作って欲しいという連絡を受け、都内、歌舞伎座あたりの喫茶店で、その人物と会ったのが事の始まりであった。 いきなり、本を出してみませんか?・・・という […]
八ヶ岳の風に吹かれて 2001.7.3 記
『時代』。 その時々の世の中の風潮、哲学、思想、・・・・・・ 今急激に自分の廻りの何かが変わり始めている。 つかみ所がなく、言い様の無い何かがぐるぐると動き始めていて、ゆっくりとい被いかぶさるよう […]