青に流れるかすみは

浅いねむりが見ている私自身

青い鏡と黒い鏡の間を歩きつづけている

白いかすみは、哀しくうすまった青

青が強い意志でちぢんだ姿は、
            ・・・・黒い闇。


進んでいる道を見通せない

ああ、私の中の濁ったひびき

ああ、私の中の澄んだひびき

二つの反射をあわせ持ち
         その爪を立てて歩く

青に近づくほどに私はうすれ

青から離れ冷たくなるとき私は青を帯びていく

たどり着くことのない青
          ・・・青、 青い反射。