高山、《有巣》船坂酒造の事件

そもそも十年前に職人社秀平組を結社したのは、 同じ会社内で憎しみあったり、いがみあったりすることに 我慢できなかったから。 仕事とは、お互いが認めあったり、追求して高めあったりするもの。 そういう思いで我々は安定を捨てて […]

時の拡散

館の完成の夢を見つづけて 雨あがりに立った砂を ザクザクと新しい靴音をたてて踏み まだ、水滴を乗せた草を、 いつものように眺めている 夕べ見ていたのは、 月に照らされた鼠瓦の重く沈んだ影

虫との戦い

去年の9月頃だった。 この事務所に有名な建築家が訪れることになり、 いろいろ打ち合わせをした後、せっかく飛騨に来たのだから、 あの世界遺産の白川郷、 合掌造りを見たいという事になり、 自分の運転で案内することになった。