《上記は映像》

秀平さん、

近頃は、いろんなところで取り上げられて
忙しいんでしょう

忙しくて、
もう私たちが頼む仕事は
出来ないんでしょうね・・・・


こうした言葉をかけられると

正直、会話が続かなくなる。
変わりゆく相手に、ただ疲れる

俺達は、

【俺達のできる範囲であればどんな仕事でもする】

個人の家でも
トイレのタイルの貼替え補修でも

誰の仕事でも向き合う姿勢は

結社した当初から、今も変わらない。

もちろん好き嫌いはあるし
タイミングが合わなければ仕方がない。

仕事柄、無理な環境では出来ない。

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左官は難しい

それは、どんなに努力しても
いつもその隣に失敗がつきまとっていること

自分たちは自然素材を使ったり
独流な部分があるから
自然を味方につけなければ
上手くはいかない。

だからいつも、
仕事を心配しドキドキしている。

高慢になり、
自分中心で考える者は、この仲間ではいられない。

この左官の宿命が

過去の仕事を
いつも俺達をリセットしているのだ。

俺達が良い時も、悪い時も
変わらぬ付き合いを続けてくれる
人たちに仲間と共に
変わらぬ自分たちとして居続けたい。

どんな仕事でも
誰の仕事でも

俺たちは、これまでどおりである。