山の国、飛騨の職人衆が、今つくりあげている
《 4 × 40m 》の土の大壁面制作の挑戦は、壁と戦っているのではない
風、風、風、・・・
風におびえて、風と戦っている真っ只中。
人間と自然を繋ぐのが職人技能 = その環境いっぱいの対応で
この場とどう折り合うかの情熱と知恵だ。
何が正解なのかわからない
現場対応とは答えではない。
予定変更、
部材や工法の考え直し、
やり直しなんてあたり前
走行距離10時間以上離れた雄勝町で、
11月29・30、1日が最後の山場となる。
美しく厳しい、荒浜の風の中・・・
不安と情熱をひめて働く、
精一杯の職人衆を、
こころから誇りに思う。