・・・・・・びっくりした。 
「 こじつけ 」といわれるかもしれない・・・・・・
                   それは偶然だと言われそうだが、
今の自分にとって、
     驚くべき発見をしたのである。 

 というのは、以前、小林さんがこんな事を言った。
 
『 神武天皇【 天つ神( あまつかみ) 】がいて、猿田彦【 国つ神( くにつかみ) 】は、先導する人、外来者を受け入れる神なのだという。 』    
    
シュウヘイ、お前は飛騨の猿田彦になりなさい
                  ・・・・・酒を飲みながらの話である。

ヘエーっと、
その時は、よく分らなかったが、言葉の響きが印象的であった。

これが日本神話、古事記である。
        さっそく調べてみようと本を探し読み始めた。 

その内容は・・・・・・


[ 創世の神々 ] ・・・・・{ 宇宙の初め、混沌とした物の中から天と地が始めて分かれた時、高い天上の聖なる世界、高天原(たかまのはら)に成り出た神の名は、
天地を主宰する天之御中主神( あめのみなかぬしのかみ )、次に万物を生成する霊力を持った高御産巣日神( たかみむすひのかみ )、次に同じ霊力を持った神産巣日神( かみむすひのかみ )である。

この三柱の造化神はみな配偶を持たない単独の神として御成りになって、御姿を見せる事はなかった }・・・・・とあり続けて読んでいくと、男女二組を合わせて一代という数え方で神代七代( かみよななよ )といい、その中に伊耶那岐神( いざなきのかみ )、伊耶那美神( いざなみのかみ )、という神が現れた。

{ そこで、伊耶那岐命( いざなぎのみこと )が妹の伊耶那美命(いざなみのみこと)に尋ねて、「 お前の身体はどの様にして出来たのか 」と仰せになると、伊耶那美命は、「 私の身体はだんだん成り整ってきましたが、まだ整のはない所が一か所あります 」とお答えになった。
さらに伊耶那岐命が「 私の身体はだんだん成り整ってきたが、でき過ぎた所が一か所ある。だから、この私の身体の余分な所を、お前の身体の足りない所に刺し入れふさいで、国を生もうと思う 」
という事になり、次々と国を生んでいった。

その後、伊耶那岐:伊耶那美の両神は、国を生み終えてさらに、神を生む事になった。

岩石や土砂称えた神、風害を防ぐ神、海の神、木の神、分水嶺にあって水を配る神、・・・・・・山の神で名を大山津見神( おおやまつみのかみ )という神を生み、次に野の神で名を鹿屋野比売神( かのやのひめのかみ )という神を生んだ。

この神のまたの名は野に宿る威霊という意の野椎神( のづちのかみ )という。
この大山津見神と野椎神の二神が、それぞれ山と野とを分担し生んだ神の名は、

土の神の天之狭土神( あまのさづちのかみ )と国之狭土神( くにのさづちのかみ )である。次に霧の神の・・・ }・・・・・・と延々続く・・・・・

ここで驚いた。
何と、古事記の中に出てくる土の神の名に狭土とは、
                 目を疑ってしまう程にびっくりした。

・・・・・・しかし微妙に字が違うとは言うものの・・・そんな事など関係ない。 そこでこの『狭』と『挾』の違いはどうなのだろうかと、辞書で調べてみた。

『狭』・・・は 物と物とのあいだのせまい所、・・・・
『挾』・・・は 物と物とのあいだに入れ込む、・・・・
                と、ほとんど意味は変わらない
 
『挾土』と『狭土 =『さづち』と『左技士』・・・・・・・・『土の神』

今、自分は土壁と泥とかかわり合うように
          宿命的に、運命的に決められていたのだと思い込んでいる。